昨日は、注目のJ1最終節だった。


どこの会場もたくさんのお客さんが入り、今シーズンで最も注目される日となった。



そんな中、同時期に行われていた「nestle cup 国際女子サッカー選手権」という大会をご存じだろうか。
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「nestle cup 国際女子サッカー選手権」は2012年から開催されている女子版クラブのワールドカップのような大会で、昨年までは「mobcast cup」という名前で知られていたが、今年からnestleがメインスポンサーになった模様。
2014-10-27-13-39-33



今回は、11月30日~12月6日までの1週間の日程で世界の6つの女子クラブ(開催国・日本からは2チームが参加)が集結。


参加クラブは以下の通り
[日本1]
浦和レッドダイヤモンズレディース(日本) <プレナスなでしこリーグ2014 エキサイティングシリーズ優勝クラブ>
[日本2]
岡山湯郷Belle(日本) <プレナスなでしこリーグ2014 レギュラーシリーズ優勝クラブ>
[IWCCの予選大会優勝クラブ]
江蘇華泰証券女子足球倶楽部(中国) <IWCCの予選大会優勝クラブ>
[豪州代表]
メルボルン・ビクトリー(オーストラリア) <Wリーグ2013/14 グランドファイナル優勝>
[南米代表]
サンジョゼEC(ブラジル) <コパ・リベルタドーレス・フェミニーナ2013 優勝>
[欧州代表]
アーセナル・レディース(イングランド) <イングランドFA女子カップ2013/14 優勝>



なお、欧州代表のアーセナル・レディースには、なでしこジャパンでおなじみの大野忍と近賀ゆかりが所属している。



今回は水曜日に行われた準決勝アーセナル・レディースvs岡山湯郷ベル戦と土曜日に行われた3位決定戦を観戦した。
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19時キックオフということで寒さと戦いながらの観戦となった。
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試合はアーセナル・レディースの大野忍が2得点し、勝利。すでに第一試合で浦和レッズ・レディース相手に勝利を収めたサンジョゼEC(ブラジル)の待つ、決勝へ駒を進めた。
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土曜日は、3位決定戦 浦和レッズ・レディースvs岡山湯郷ベル戦を観戦。

この日は、11時半キックオフ。

雲一つない快晴で絶好のサッカー観戦日和。お弁当を買ってピクニック気分でスタジアムへ向かった。
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前半はゴール裏で観戦。
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選手が目の前で見れ、ピッチと近いのがここ西が丘サッカー場のいいところ。
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後半はバックスタンドでまったり観戦。

今季のレギュラーシリーズとエキサイティングシリーズの優勝クラブの対戦となった試合は、4-0で浦和レッズ・レディースが勝利。


その後行われた決勝は、残念ながらJ1最終節のため、見ることができなかった。(結果は2-0でサンジョゼECが優勝)






この国際女子サッカー選手権。

今回は2試合観戦となったが、2年前に見た時よりも盛り上がりに欠けていたと思う。


スタンドを見てもわかる通り、スタンドはがらがら。
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一見、埋まっているように見えるメインスタンドも実は、ほとんどが関係者つながりの人ばかり。
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観客数も普段のなでしこリーグよりも少なめ。

準決勝
浦和レッズ・レディース 0 - 1 サン・ジョゼ 観客数:965人
アーセナル 2 - 0 岡山湯郷Belle 観客数: 1339人

3位決定戦
浦和レッズ・レディース 4 - 0 岡山湯郷Belle 観客数:1041人

決勝
サンジョゼEC2 - 0 アーセナル 観客数:1365人



特に土曜日の決勝は、これまでの大会をみていると2~3000人は入るかなと思っていたが、J1最終節とかぶっており、全く伸びず。(2012年:4201人、2013年:3521人)



徐々に参加チーム数が増えているのはいいが、しっかりと日程やプロモーションを考えないとスポンサーも集まらないし、大会自体の存続も危うくなってくるに違いない。



女子サッカー人気は、2012年のロンドンオリンピック以後、少し下降気味。

しかし、来年は女子のワールドカップが行われる。



女子サッカーは男子の試合のような派手さはないが、次々とパスが繋がり、見ていて本当に面白い。

ワールドカップを機にもっと多くの人にこの魅力を知ってもらいたいし、なでしこリーグにも足を運んでほしい。


また、現在、皇后杯も行われており、決勝は元旦。
皇后杯

※日程等詳細はこちら

元旦に天皇杯決勝がなくなり、注目はこの皇后杯決勝である。


Jリーグがオフとなった今、女子サッカーに注目していきたいとおもう。