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香港に行ったついでにマカオに行き、観光とマカオリーグ2015の開幕戦を観てきた。
香港からマカオへの移動手段はフェリー。
ということで香港の九龍島のチャイナフェリーターミナルへ向かった。
こちら、各フェリー会社のチケット売り場。それぞれ値段が違う。
紙面には177と表記があるが、160香港ドル(約2400円)でチケットを購入。一応、全部の会社に聞いたがこれが1番安かった。ちなみに全席指定席でこの黄色に赤字の文字が席番号。
搭乗はギリギリの出発15分前から開始。
もちろん、激込み。
また、ターミナルにはいろんなフェリーが停まっていた。これを眺めるだけでなんかテンション上がる!
今回、乗船するのはこちらのフェリー
無事に乗船し、定刻通り出発。
指定された席へ行くと、運悪く外が見えないハズレ席。まぁ、船に弱い僕はすぐに爆睡。
1時間程でマカオに到着。
香港同様、マカオも入国スタンプはなく、代わりに紙切れをもらい、ATMでマカオの通貨パタカをおろす。レートは香港ドルとほぼ同じ。
ターミナルの外に出ると、ものすごいドレスなどで客を待つホテル?のお姉ちゃん達が待ち構えていた。
キックオフまで時間がなかったのでそんなお姉ちゃん達に目もくれないで真っ先にタクシー乗り場へ。
タクシーの運転手に頼んで途中の道路をぶっ飛ばしてもらう。
途中の車窓から見えたのは、香港同様に埋め立て工事中の風景。マカオも土地が狭いのだと実感。
15分程でスタジアムのあるマカオ科学技術大学に到着。
予定よりも早く着いたのでキャンパス内をふらふら散策。
すぐにスタジアムを発見
チケット売り場を探したが、なかったのでスタジアム正面の入口から入場。どうやら無料らしい。
規模に関係なく、初めて行くスタジアムのこの階段を登ってスタンドに入る時が最も気持ちが高ぶる。
メインスタンドからの眺め。
一見、ただの陸上競技場だが、初めて行くスタジアムの初めて見るリーグの試合なので大興奮。
しかも、マカオはかつて僕の大好きなポルトガルの領土だったとあってなんか感慨深いものがある。
開幕戦なのにスタンドはがらがら。まぁ、こんなもんでしょう。期待はしていなかった。
これから始まる対戦カードは、ポリスvsスポルティング マカオ
実はこの試合はこの会場での第二試合。
第一試合のU-23マカオ代表戦も観戦したかったが、残念ながら間に合わなかった。
ここでマカオリーグの概要と、この日の対戦クラブについて簡単に紹介したいと思う。
〜マカオリーグ〜
Liga de Elite
1973年創立。
10チームがホーム&アウェイで試合を行う。
1位がAFC cupのプレーオフ出場権獲得。※2015年は参加せず
下位2クラブが2部へ降格。
【参加クラブ】
Chao Pak Kei
Monte Carlo
Benfica de Macau
Lai Chi
MFA Development(U-23マカオ代表)
Polícia
Sporting Clube de Macau
Windsor Arch Ka I
Casa de Portugal
Chuac Lun
ベンフィカやスポルティングなど僕らサッカーファンおなじみのチーム名が目につきますね。
続いてスポルティング・マカオ
Sporting Clube de Macau

1926年創立。
本家スポルティングの枝分かれした25番目のクラブらしい。
レジェンドは1953〜55年まで在籍したAugusto Rocha。

その後、ポルトガル本国のアカデミア・コインブラやスポルティングでプレーし、ポルトガル代表にも選ばれてスペインやイングランド戦など代表通算7試合出場したマカオフットボール界の伝説的名FW。
ポリス
Polícia de Segurança Pública

マカオリーグ優勝3回経験のある警察のクラブ。
こちらのレジェンドは1946〜50年まで在籍したJoaquim Pacheco。

彼もマカオで活躍したのみにポルトガル本国のスポルティングで10年間プレーし、国内リーグ3度優勝。ポルトガル代表にも選ばれ、1957年のイタリア戦に出場した経験を持つDFだ。
今回は過去に偉大な選手の出身クラブ同士の対戦となった。
スタンドから下を見ると、選手たちを発見。本家スポルティングと同じカラーリングのユニフォーム。
スポルティングの選手はポルトガル系の選手が多く、中華系の選手は11人中わずか4名のみ。
キックオフが夕方だったこともあり、かなり眩しく、見えづらかった。
キックオフ後に観客が増え始め、MAX200人といったところか。
中にはスポルティングのタオマフを持ったり、ユニを着て応援するサポーターも3人ほど見つけた。声を出しての応援はスポルティングのユニを着た女性が10分に1回'スポ〜〜〜ルティングッ!!!'と叫ぶのみ。ピッチ上で激しくぶつかり合う選手とは対照的にのんびりした雰囲気が漂う。
このオシャレなおじいちゃんは、試合中ずっとメモを取っていた。他のサポーターから挨拶されていたところを見ると、長年観ているサポーターのレジェンドなのだろう。
試合中のプレーは個人プレーが多く、スポルティングが一方的に攻め、ポリスが耐えるという展開。
後半ようやく陽が沈み、観戦しやすくなった。だが、今度は一気に寒くなり、凍えた。
終盤には照明がつき、ナイターに。
こちらは後半ロスタイムのスポルティングのチャンスの動画。
結局、0ー0で終了。強豪相手に引き分けたポリスの選手達は喜んでいたのが印象的だった。
初めてのマカオリーグ観戦は、眩しさと寒さとの戦いだった。
その後、近くの高級ホテル群を外から眺め、バスで中心地に移動しようとしたが、間違えて反対方向へ。
17分で着くところを90分かけてこの島を一周し、地元の人々の暮らしを観察。
僕が見た住宅街は、中華系、ポルトガル系、そしてアフリカ系と実に多彩な民族構成でみんな仲よさげだった。
しばらくすると隣の島の中心地に到着。
雰囲気は完全にヨーロッパのチャイナタウンといったところか。
街中のど真ん中にあるこちらは世界遺産らしい。
そして、目的の一つだったこの有名な教会へ。
後ろから見ると何もなく、思わず'びんぼっちゃま'みたいだと思った。
街中を歩いていて、最も印象的に残ったのはこの路地裏。
ポルトガルというか、ワールドカップ前に訪れたスペインのコルドバを思い出すような色使いの壁と緑の植物が見事にマッチしてて、そこはアジアでなかった。
最後に地元の定食屋に入り、夕飯を済ませ、再びフェリーで香港へ。
わずか8時間の滞在だったが、大学、フットボール、高級ホテル、人々の暮らし、観光地、カジノと様々な表情のマカオを見ることができて大満足。
最後にマカオの通貨のパタカを余らせて、ターミナルで高いお菓子を買わざるをえなかったのが残念だった。※パタカは他国で両替できないらしい。
次に行く時は時間に余裕を持っていきたい。
香港に行ったついでにマカオに行き、観光とマカオリーグ2015の開幕戦を観てきた。
香港からマカオへの移動手段はフェリー。
ということで香港の九龍島のチャイナフェリーターミナルへ向かった。
こちら、各フェリー会社のチケット売り場。それぞれ値段が違う。
紙面には177と表記があるが、160香港ドル(約2400円)でチケットを購入。一応、全部の会社に聞いたがこれが1番安かった。ちなみに全席指定席でこの黄色に赤字の文字が席番号。
搭乗はギリギリの出発15分前から開始。
もちろん、激込み。
また、ターミナルにはいろんなフェリーが停まっていた。これを眺めるだけでなんかテンション上がる!
今回、乗船するのはこちらのフェリー
無事に乗船し、定刻通り出発。
指定された席へ行くと、運悪く外が見えないハズレ席。まぁ、船に弱い僕はすぐに爆睡。
1時間程でマカオに到着。
香港同様、マカオも入国スタンプはなく、代わりに紙切れをもらい、ATMでマカオの通貨パタカをおろす。レートは香港ドルとほぼ同じ。
ターミナルの外に出ると、ものすごいドレスなどで客を待つホテル?のお姉ちゃん達が待ち構えていた。
キックオフまで時間がなかったのでそんなお姉ちゃん達に目もくれないで真っ先にタクシー乗り場へ。
タクシーの運転手に頼んで途中の道路をぶっ飛ばしてもらう。
途中の車窓から見えたのは、香港同様に埋め立て工事中の風景。マカオも土地が狭いのだと実感。
15分程でスタジアムのあるマカオ科学技術大学に到着。
予定よりも早く着いたのでキャンパス内をふらふら散策。
すぐにスタジアムを発見
チケット売り場を探したが、なかったのでスタジアム正面の入口から入場。どうやら無料らしい。
規模に関係なく、初めて行くスタジアムのこの階段を登ってスタンドに入る時が最も気持ちが高ぶる。
メインスタンドからの眺め。
一見、ただの陸上競技場だが、初めて行くスタジアムの初めて見るリーグの試合なので大興奮。
しかも、マカオはかつて僕の大好きなポルトガルの領土だったとあってなんか感慨深いものがある。
開幕戦なのにスタンドはがらがら。まぁ、こんなもんでしょう。期待はしていなかった。
これから始まる対戦カードは、ポリスvsスポルティング マカオ
実はこの試合はこの会場での第二試合。
第一試合のU-23マカオ代表戦も観戦したかったが、残念ながら間に合わなかった。
ここでマカオリーグの概要と、この日の対戦クラブについて簡単に紹介したいと思う。
〜マカオリーグ〜
Liga de Elite
1973年創立。
10チームがホーム&アウェイで試合を行う。
1位がAFC cupのプレーオフ出場権獲得。※2015年は参加せず
下位2クラブが2部へ降格。
【参加クラブ】
Chao Pak Kei
Monte Carlo
Benfica de Macau
Lai Chi
MFA Development(U-23マカオ代表)
Polícia
Sporting Clube de Macau
Windsor Arch Ka I
Casa de Portugal
Chuac Lun
ベンフィカやスポルティングなど僕らサッカーファンおなじみのチーム名が目につきますね。
続いてスポルティング・マカオ
Sporting Clube de Macau

1926年創立。
本家スポルティングの枝分かれした25番目のクラブらしい。
レジェンドは1953〜55年まで在籍したAugusto Rocha。

その後、ポルトガル本国のアカデミア・コインブラやスポルティングでプレーし、ポルトガル代表にも選ばれてスペインやイングランド戦など代表通算7試合出場したマカオフットボール界の伝説的名FW。
ポリス
Polícia de Segurança Pública

マカオリーグ優勝3回経験のある警察のクラブ。
こちらのレジェンドは1946〜50年まで在籍したJoaquim Pacheco。

彼もマカオで活躍したのみにポルトガル本国のスポルティングで10年間プレーし、国内リーグ3度優勝。ポルトガル代表にも選ばれ、1957年のイタリア戦に出場した経験を持つDFだ。
今回は過去に偉大な選手の出身クラブ同士の対戦となった。
スタンドから下を見ると、選手たちを発見。本家スポルティングと同じカラーリングのユニフォーム。
スポルティングの選手はポルトガル系の選手が多く、中華系の選手は11人中わずか4名のみ。
キックオフが夕方だったこともあり、かなり眩しく、見えづらかった。
キックオフ後に観客が増え始め、MAX200人といったところか。
中にはスポルティングのタオマフを持ったり、ユニを着て応援するサポーターも3人ほど見つけた。声を出しての応援はスポルティングのユニを着た女性が10分に1回'スポ〜〜〜ルティングッ!!!'と叫ぶのみ。ピッチ上で激しくぶつかり合う選手とは対照的にのんびりした雰囲気が漂う。
このオシャレなおじいちゃんは、試合中ずっとメモを取っていた。他のサポーターから挨拶されていたところを見ると、長年観ているサポーターのレジェンドなのだろう。
試合中のプレーは個人プレーが多く、スポルティングが一方的に攻め、ポリスが耐えるという展開。
後半ようやく陽が沈み、観戦しやすくなった。だが、今度は一気に寒くなり、凍えた。
終盤には照明がつき、ナイターに。
こちらは後半ロスタイムのスポルティングのチャンスの動画。
結局、0ー0で終了。強豪相手に引き分けたポリスの選手達は喜んでいたのが印象的だった。
初めてのマカオリーグ観戦は、眩しさと寒さとの戦いだった。
その後、近くの高級ホテル群を外から眺め、バスで中心地に移動しようとしたが、間違えて反対方向へ。
17分で着くところを90分かけてこの島を一周し、地元の人々の暮らしを観察。
僕が見た住宅街は、中華系、ポルトガル系、そしてアフリカ系と実に多彩な民族構成でみんな仲よさげだった。
しばらくすると隣の島の中心地に到着。
雰囲気は完全にヨーロッパのチャイナタウンといったところか。
街中のど真ん中にあるこちらは世界遺産らしい。
そして、目的の一つだったこの有名な教会へ。
後ろから見ると何もなく、思わず'びんぼっちゃま'みたいだと思った。
街中を歩いていて、最も印象的に残ったのはこの路地裏。
ポルトガルというか、ワールドカップ前に訪れたスペインのコルドバを思い出すような色使いの壁と緑の植物が見事にマッチしてて、そこはアジアでなかった。
最後に地元の定食屋に入り、夕飯を済ませ、再びフェリーで香港へ。
わずか8時間の滞在だったが、大学、フットボール、高級ホテル、人々の暮らし、観光地、カジノと様々な表情のマカオを見ることができて大満足。
最後にマカオの通貨のパタカを余らせて、ターミナルで高いお菓子を買わざるをえなかったのが残念だった。※パタカは他国で両替できないらしい。
次に行く時は時間に余裕を持っていきたい。
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