ゴールの瞬間、スタジアムの盛り上がりは僕の想像をはるかに超えていた。。。
先日のバンコク滞在中に見た試合はわずか1試合。
これまでの僕にしては物足りないかと思われるが、今回は別な用事で行ったので1試合しか見ることができなかった。
その1試合は最終日に見た「AFCアジアチャンピオンズリーグ2015予選2回戦 バンコク・グラス(タイ)vsジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)」
バンコク・グラスには僕と同じ地元出身で元ベガルタ仙台の大久保剛志選手が所属している。
いつもどおり、道が混雑している夕方のバンコク。
そんな中、僕らはタクシーを飛ばしてバンコク郊外にあるスタジアムへ向かうことにした。
当初の調べでは、およそ30分程で着く予定だったので開始1時間前に出れば余裕だと思っていた。
しかし、甘かった。
中心部にある有名なショッピングセンター「MBK」付近から乗ったが、全く動こうとしない。
でも僕らも運転手も急ぐ気はない。
前日、友人の選手から大久保選手がACL登録外となったことを知らされ、ガクッと観戦モチベーションが下がっていたからだ。
タクシーの車内では、直前に重い荷物を持って長時間歩いていたこともあり、もう汗だくでぐったり。
疲れ切っていた。
しかし、道路脇に「バンコクグラス」の文字を発見。
スタジアムが見えてくると、これまでのぐだった空気がかき消され、一気にテンションが上がる。
そして、隣に乗っていた友人の嬉しそうな表情を見て、やっぱり僕らはサッカー大好きなんだと実感。
ここで両クラブの紹介をする。
バンコク・グラスFC
2006年創設され、当初は4部リーグに所属していたが、2009年にACLにも出場したことのある強豪クラブ・クルンタイバンクFCを買収し、タイプレミアリーグに参戦。2013年からセレッソ大阪とパートナー契約を結んでいる。昨年は元日本代表DF茂庭照幸や元仙台の大久保剛志を中心に躍進し、リーグ戦は5位、タイFAカップで優勝し、このACL予選2回戦からの出場権を獲得。
ジョホール・ダルル・タクジムFC(Johor Darul Ta'zim F.C)
チーム結成は1972年。国内の他のクラブと違い、州のサッカー協会だけでなく、ジョホール州の経済開発庁体育局の協力によって作られたクラブ。昨シーズンのマレーシアスーパーリーグ王者。過去には元スペイン代表のグイサや元アルゼンチン代表のアイマールが所属していたことでも有名。日本人選手は2006年に石田博行選手が在籍していた。なお、ホームスタジアムはあのジョホールバルの歓喜の舞台であるラーキンスタジアム。非常に熱いサポーターが多い人気クラブだ。
タクシーを降りて、徒歩でスタジアムへ。
外から見たスタンドはかなり急で絶対見やすいに違いない。しかし、ここだけを見る観る限り、収容人数が13000人とは思えない。何か秘密があるのだろう。
スタグルならぬ、屋台は他のスタジアムと変わらない風景のようだ。ただし、スタジアム内には持ち込み禁止みたい。
こちらはオフィシャルショップ。
クラブのロゴはなんと「うさぎ」。ここまでかわいくないうさぎは世界的にも珍しいのではないか。
店内のグッズはほとんどがレプリカユニフォーム。
値段は990バーツ(約3600円)とタイの物価からすると非常に高い。さらに選手使用?のちゃんとしたものは1190バーツもした。
また、欧州のクラブのようにTシャツやトレーニングウエアなどユニフォーム以外の衣類が多かった。マスコットの小さめのぬいぐるみは200バーツ。やはり、王者ブリーラムのスタジアムショップと比べると物足りなさを感じる。
チケットを買おうと売り場に行ったが、最初案内されたのはアウェイ側。次に案内されたのはゴール裏。3件目でようやくメインスタンド1階のチケットを購入。値段は150バーツ。
早速、中へ
スタジアムの骨組みも緑。こんなところにもチームカラーを使っているところが素晴らしい。おしゃれだ。
スタンドに行こうとしたが、通路には立ち見でいっぱい。
よく見てみると、目の前の人の背中には「GOSHI 40」と大久保選手のユニフォームを着ているではないか。同じ地元民としてはちょっと嬉しい出来事だった。
スタンドに来て観てようやく、バックスタンドがないことに気づき、先ほどの謎がようやく解決。
観客席はほぼ満席。みんな、声を荒げて何か言っている姿はまさに南米のようだ。唯一、違うのは途中から来た僕らにも道を開けくれて優しいところ。まさにタイっぽい。
ゴール裏をよく見ると最前列にピンクの服を来た女の子軍団を発見。これはブリーラムでも見たが、グラスもアイドルみたいな女の子たちがいるらしい。より盛り上がること間違いないだろう。
一方の反対側にはいかにも悪そうなうさぎと「Road to ACL」の文字。ここのウルトラスは「ラビッツ」というらしい。
その横のアウェイ側にははるばるマレーシアからやってきたであろうサポーターがかけつけ、声援を送っている。
少ないながらもすごい統率が取れている。
この日は、この角度から観戦。写真にはないが、ジュースも緑色のメロンソーダ。なお、隣では東京サポの友達が「緑飲んじゃった・・・」と嘆いていた。
そして、FKを撮影していたらたまたま先制ゴールをとらえることに成功。
近寄ってくる選手たち。ものすごい迫力だった。
結局、前半はこのまま1-0で終了。
後半は2階席で見るために階段を登る。かなり急で一度滑り落ちたが、たくましい現地の女性が手を貸してくれたおかげで大けがせずに済んだ。タイの女性は頼りになる。
2階席はまばらだが、結構埋まっていた。
2階席から見たピッチはこんな感じ。埼スタの2階の1番前で見た時よりも近く感じる。
ピッチではかつてはビジャレアルなどで活躍したジョホールの元アルゼンチン代表FWフィゲロアがウォーミングアップしていた。この日の1番の大物は彼に違いない。だが、この日彼の出番はなかった。
気合を入れて円陣を組むバンコクグラスの選手たち。ここに大久保選手がいないのが残念。
すると、後半開始早々に追加点。その後再び点を取り、3-0。
ゴール裏は大盛り上がり。
ゴールの度にこの「Road to ACL」が出され、サポーターたちは大忙しのようだ。
結局3-0でバンコクグラスが勝利。
来週、北京で行われる3回戦で中国の強豪・北京国安に挑むことになった。
敗れたジョホールの選手とサポーター。
敗れはしたが、選手たちは最後までサポーターの歌をしっかりと聞いていた姿が印象的だった。
敗れたジョホールは、AFCカップのグループステージへ回ることとなった。
帰り道。安どの表情を浮かべながら帰路につくサポーターたち。まずは第一関門突破といったところか。次勝てば、いよいよ浦和レッズが待っているグループステージに進出が決まる。
その後、僕らは一度ホテルに荷物を取りに行き、空港へ向かった。
今回は最後の最後にいい試合が観れたが、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、どことなく名残惜しい気持ちになった。このままずっと見ていたかった。
やっぱり海外でサッカー観戦はやめられない。
また近いうち行くことにしよう。
そんな中、僕らはタクシーを飛ばしてバンコク郊外にあるスタジアムへ向かうことにした。
当初の調べでは、およそ30分程で着く予定だったので開始1時間前に出れば余裕だと思っていた。
しかし、甘かった。
中心部にある有名なショッピングセンター「MBK」付近から乗ったが、全く動こうとしない。
でも僕らも運転手も急ぐ気はない。
前日、友人の選手から大久保選手がACL登録外となったことを知らされ、ガクッと観戦モチベーションが下がっていたからだ。
タクシーの車内では、直前に重い荷物を持って長時間歩いていたこともあり、もう汗だくでぐったり。
疲れ切っていた。
しかし、道路脇に「バンコクグラス」の文字を発見。
スタジアムが見えてくると、これまでのぐだった空気がかき消され、一気にテンションが上がる。
そして、隣に乗っていた友人の嬉しそうな表情を見て、やっぱり僕らはサッカー大好きなんだと実感。
ここで両クラブの紹介をする。
バンコク・グラスFC
2006年創設され、当初は4部リーグに所属していたが、2009年にACLにも出場したことのある強豪クラブ・クルンタイバンクFCを買収し、タイプレミアリーグに参戦。2013年からセレッソ大阪とパートナー契約を結んでいる。昨年は元日本代表DF茂庭照幸や元仙台の大久保剛志を中心に躍進し、リーグ戦は5位、タイFAカップで優勝し、このACL予選2回戦からの出場権を獲得。
ジョホール・ダルル・タクジムFC(Johor Darul Ta'zim F.C)
チーム結成は1972年。国内の他のクラブと違い、州のサッカー協会だけでなく、ジョホール州の経済開発庁体育局の協力によって作られたクラブ。昨シーズンのマレーシアスーパーリーグ王者。過去には元スペイン代表のグイサや元アルゼンチン代表のアイマールが所属していたことでも有名。日本人選手は2006年に石田博行選手が在籍していた。なお、ホームスタジアムはあのジョホールバルの歓喜の舞台であるラーキンスタジアム。非常に熱いサポーターが多い人気クラブだ。
タクシーを降りて、徒歩でスタジアムへ。
外から見たスタンドはかなり急で絶対見やすいに違いない。しかし、ここだけを見る観る限り、収容人数が13000人とは思えない。何か秘密があるのだろう。
スタグルならぬ、屋台は他のスタジアムと変わらない風景のようだ。ただし、スタジアム内には持ち込み禁止みたい。
こちらはオフィシャルショップ。
クラブのロゴはなんと「うさぎ」。ここまでかわいくないうさぎは世界的にも珍しいのではないか。
店内のグッズはほとんどがレプリカユニフォーム。
値段は990バーツ(約3600円)とタイの物価からすると非常に高い。さらに選手使用?のちゃんとしたものは1190バーツもした。
また、欧州のクラブのようにTシャツやトレーニングウエアなどユニフォーム以外の衣類が多かった。マスコットの小さめのぬいぐるみは200バーツ。やはり、王者ブリーラムのスタジアムショップと比べると物足りなさを感じる。
チケットを買おうと売り場に行ったが、最初案内されたのはアウェイ側。次に案内されたのはゴール裏。3件目でようやくメインスタンド1階のチケットを購入。値段は150バーツ。
早速、中へ
スタジアムの骨組みも緑。こんなところにもチームカラーを使っているところが素晴らしい。おしゃれだ。
スタンドに行こうとしたが、通路には立ち見でいっぱい。
よく見てみると、目の前の人の背中には「GOSHI 40」と大久保選手のユニフォームを着ているではないか。同じ地元民としてはちょっと嬉しい出来事だった。
スタンドに来て観てようやく、バックスタンドがないことに気づき、先ほどの謎がようやく解決。
観客席はほぼ満席。みんな、声を荒げて何か言っている姿はまさに南米のようだ。唯一、違うのは途中から来た僕らにも道を開けくれて優しいところ。まさにタイっぽい。
ゴール裏をよく見ると最前列にピンクの服を来た女の子軍団を発見。これはブリーラムでも見たが、グラスもアイドルみたいな女の子たちがいるらしい。より盛り上がること間違いないだろう。
一方の反対側にはいかにも悪そうなうさぎと「Road to ACL」の文字。ここのウルトラスは「ラビッツ」というらしい。
その横のアウェイ側にははるばるマレーシアからやってきたであろうサポーターがかけつけ、声援を送っている。
少ないながらもすごい統率が取れている。
この日は、この角度から観戦。写真にはないが、ジュースも緑色のメロンソーダ。なお、隣では東京サポの友達が「緑飲んじゃった・・・」と嘆いていた。
そして、FKを撮影していたらたまたま先制ゴールをとらえることに成功。
近寄ってくる選手たち。ものすごい迫力だった。
結局、前半はこのまま1-0で終了。
後半は2階席で見るために階段を登る。かなり急で一度滑り落ちたが、たくましい現地の女性が手を貸してくれたおかげで大けがせずに済んだ。タイの女性は頼りになる。
2階席はまばらだが、結構埋まっていた。
2階席から見たピッチはこんな感じ。埼スタの2階の1番前で見た時よりも近く感じる。
ピッチではかつてはビジャレアルなどで活躍したジョホールの元アルゼンチン代表FWフィゲロアがウォーミングアップしていた。この日の1番の大物は彼に違いない。だが、この日彼の出番はなかった。
気合を入れて円陣を組むバンコクグラスの選手たち。ここに大久保選手がいないのが残念。
すると、後半開始早々に追加点。その後再び点を取り、3-0。
ゴール裏は大盛り上がり。
ゴールの度にこの「Road to ACL」が出され、サポーターたちは大忙しのようだ。
結局3-0でバンコクグラスが勝利。
来週、北京で行われる3回戦で中国の強豪・北京国安に挑むことになった。
敗れたジョホールの選手とサポーター。
敗れはしたが、選手たちは最後までサポーターの歌をしっかりと聞いていた姿が印象的だった。
敗れたジョホールは、AFCカップのグループステージへ回ることとなった。
帰り道。安どの表情を浮かべながら帰路につくサポーターたち。まずは第一関門突破といったところか。次勝てば、いよいよ浦和レッズが待っているグループステージに進出が決まる。
その後、僕らは一度ホテルに荷物を取りに行き、空港へ向かった。
今回は最後の最後にいい試合が観れたが、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、どことなく名残惜しい気持ちになった。このままずっと見ていたかった。
やっぱり海外でサッカー観戦はやめられない。
また近いうち行くことにしよう。
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