アジア地区1次予選では6試合が行われた。※アジア地区一次予選の詳細はこちら
その中でも僕が注目していたのはやはり、「カンボジアvsマカオ」
なぜ僕がカンボジアを応援するのか? 僕とカンボジアの繋がりの詳細は→こちら
前回のブラジルワールドカップ予選から約4年。
カンボジアのサッカーファンにとって待ちに待ったワールドカップ予選がやってきた。
現在、カンボジアのFIFAランキングは、ドミニカ(北中米カリブ海地区)とサンマリノ(ヨーロッパ地区)と並んで181位。 ※日本は53位
順位の前後を見てみると、上はネパール(アジア地区)、セイシェル、サントメ・プリンシペ(アフリカ地区)、下にはソロモン諸島(オセアニア地区)、ニカラグア(北中米カリブ海地区)。
普通に生活をしていたらほとんど知ることのないだろう名前の国が並ぶ。
これがどの程度のレベルかということは明確には説明できないが、唯一わかるのはアジアでは下から5番目の最弱国のひとつだ。
だが、彼らにとってランキングなんて関係ない。
FIFAに加盟さえしていればどの国でも4年に一度夢を見ることができる。
それがワールドカップ予選だ。
試合当日、プノンペン市内にある収容人数7709人のオールドスタジアムは超満員。
スタジアムの周辺は、立ち見や中に入れない人で溢れかえっていた模様。
ちなみにこれは昨年同じスタジアムで行なわれたリーグ戦の様子。盛り上がり度合いが全然違う。
中には顔に国旗をペイントしたり、大小の国旗を振るサポーターも。
この日の対戦相手はFIFAランキング187位のマカオ。
抽選に恵まれたこともあり、このホームでの第1戦は、絶対に勝たないといけない。
両国の選手が出てきた。
前半は、カンボジア代表が65対35とポゼッションで圧倒するも最後に決めきれず、スコアレスで折り返すことに。
ハーフタイムに厳しい表情で控室に戻るカンボジア代表監督。
一方のマカオ代表はというと、押されている時間が長かったこともあり、体力消耗しているように見えた。
こちらは、プノンペンFC所属のスメイ選手。このこう着した展開の試合でチャンスは訪れるだろうか。
1月にマカオリーグの開幕戦を観に行ったが、あまりの寒さに早く終わってくれと願った。
※その時の観戦記はこちら
マカオは、この暑さに慣れていないはず。
確実に後半は体力は落ちるのでそこで得点できるかがカギとなるはずだ。
と思っていたら後半、カンボジアの攻撃陣が大爆発。
こちらは、先制点直後、歓喜に沸くスタンド
そして、2点目の直接FK。どちらもワタナカ選手が決めた。
結局ロスタイムにも1点追加し、3-0で勝利。
勝利を祝って応援歌を歌う観客たち。
この日、2得点したワタナカ選手は一躍、サポーター達のヒーローになったようだ。
最後に選手、スタッフ、サッカー協会メンバーなどで記念撮影。
もう本当カンボジアのみんなが笑顔 なってくれて僕も心の底から嬉しかった。
第2戦は、来週17日に敵地マカオで行われる。
ホームでは3-0と勝ったが油断はできない。
そう、前回のワールドカップ予選もホームにラオスを迎えて4-2で完勝したが、アウェイでまさかの2-6の大敗で予選敗退。
最後まで気が抜けないのがワールドカップ予選。
なんとかこの1次予選を勝ち抜けて日本が待ち受ける2次予選に進出してくれることを願う。
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