メトフォンカンボジアリーグは第11節を迎えた。
今節でちょうど前半戦が終了する。
この日の対戦相手は、「Western FC」
元々はWestern Universityというプノンペン市内にある大学が母体。今季からクラブ名も変更し、ウエスタンFCとなった。
今季は序盤、一時は3位になるなど好調だったが、現在は3勝1分6敗の9位と低迷している。
このWestern FCだが、実はタイガーFCがホームとしている使用しているWesternスタジアムの持ち主である。
しかし、試合中に審判に対して暴言を吐いたらしく、警官に連れられて退場になっていた。最近、リーグ全体で観客数が増えているが、それと同時にこういった事件も増えているので気をつけたい。
このWesternスタジアムだが、実はまだ完成したおらず、工事中で、毎回来る度に新しく「何か」ができている。
普段はそこそこ仲良しだが、この日は試合前から火花を散らしていた。
こちらは、毎試合来てくれるようになった子供たち。中にはサッカースクールにも参加シてくれて今では立派なタイガーFCのサポーターだ。
また、新しい試みとして、海外での体験型起業プログラムを実施している「サムライカレー」さんがスタンドでテリヤキチキンサンドウィッチと、タイガーロールを販売。僕のひとつ購入し、たべてみましたが、本当に日本の海苔巻きで懐かしい味でした。
そして、選手入場。 毎回ですが、この瞬間が1番ドキドキし、胸が高鳴ります。
この日のキャプテンはチーム最年長35歳のティー。かつてタイでもプレーしており、経験豊富なプレイヤーである。
今回はWesternのホーム扱いなのでビッグジャージも選手紹介のパネルも掲示できなかった。Westernは学生を中心に集客をかけるくると思っていたが、蓋を開けてみたら何もしておらず、若干だが、タイガーFC側のほうが多かった。
試合内容は以下の通り ※ 公式Facebookページより
<前半>
最近の試合で守備の課題が浮き彫りになったタイガーFC、この試合では、なんとここまでチームトップタイの5ゴールを挙げているFW48吉原正人がセンターバックとして初出場!!
前半12分に早くもビッグチャンス!FW7スメイが自身の得たPKを蹴るが相手GKにはじかれ、先制点を奪えない・・
33分、負傷したFW8ペアヤングに代わりMF50木原正和がピッチに登場。すると直後のプレーでMF9プライバットがディフェンスの裏でボールを受けるとこれをきっちりと決め、先制点を挙げる!!
しかし、先制点から間もないうちにPKを決められ同点に追いつかれてしまう・・
それでもなんとか勝ち越したいタイガーFCは、ラストプレーでプライバットが強烈なシュートを決め、2-1!!
<後半>
後半に入ると、両者譲らず、無得点のまま時間が過ぎていく。
しかし、後半30分、相手のセットプレーから一瞬の隙をつかれ失点・・ゲームは振り出しに戻る。
それでも、後半37分に相手が2枚目の警告で退場し数的優位に立つと、後半ロスタイム、ボールを奪ったビラックからプライバットへボールが渡ると、これをきっちりと決めて3-2!!
プライバットの劇的決勝ゴール&初ハットトリックとなるゴールがタイガーFCを勝利に導きました!!
最後までどうなるかわからない白熱した展開だった。
プライバットの活躍がなければ勝利を逃していたかもしれない。
彼は本当に頼りになる選手。
この次も決めてもらいたいところだ。
※みんなにスーパースターといじられ、上機嫌なプライバット
そして、試合後、木原選手兼監督は言った。
「俺達は今日の勝利でまた一歩成長できたと思う。3日後にまたWesternと対戦だ。勢いに乗るために次もしっかりと勝ちきって、勝つ癖をつけよう! そして、12日ボンケット、15日クラウン戦に臨もう」
Westernとのダービーマッチを制したカンボジアンタイガーFC。
次節は8日。
対戦相手はまたもWestern FCである。
今度はタイガーFCのホーム試合でなので、ソンハーくんも自由に動けるはず。
お客さんを楽しませるために全力を尽くしたいと思います。
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