9月27日
この日は、ナーガ・ワールドFC戦だった。
この試合前までの順位表
現在3位のカンボジアンタイガーFC。
4位ナーガとは、勝点差わずか2で迎えたこの一戦は、今後4位以内が進出できるプレーオフを目指す両チームにとって非常に重要な試合だった。
試合前日まで前回のスヴァイリエン戦に続き、フットサルコートなどで試合告知チラシを使って、広報作戦を実行。
今回は、チラシを持ってきてくれた方は$1割引するという特典をつけてみた。
タイガーFCのチケット代は$1.5。
先進国からすると信じられないほど安いが、お金を払って試合を見るという文化が浸透していないのがカンボジアの現状である。
だが、こうやってフットサルコートを回って話を聞いていると、一度プロの試合を見てみたいという子供は多い。
僕たちは、カンボジアの子供たちの夢や目標となるようなクラブにならなければいけない。
今回、このように割引チラシを配布することで、彼らにサッカー観戦を少しでも身近に感じてもらい、彼らが「お金を払ってでも見に行きたい」と思うようなきっかけとなれればという思いで説明しているとスタッフの翔吾くんは話してくれた。
そして試合当日
なんと、試合前日までに配布した数の10%以上の人がこのチラシを持ってスタジアムへやってきてくれた。
なかには、子供同士ではなく、家族も連れて来てくれて僕を見つけると、わざわざ挨拶してくれた子供もいた。
チラシ配りなどはもう古い手法だろうと思われがちだが、現在のカンボジアは数十年前の日本の高度経済成長期の頃のような感覚である。
唯一、携帯電話とFacebookが存在するのが当時の日本との違いだが、基本的にはテレビや新聞など大衆的な広告に加え、人同士の繋がりの中で生まれる口コミなどで人々は動く。
カンボジア人は、他のアジア諸国と同じように人と人との繋がりを大事にすることが多いとよく聞く。(一説には中華系の人が多いからというのもあるようだ)
今回スタジアムに来てもらえたことは僕達を信用してくれた、もしくはクラブに魅力を感じてもらえたからなのだろう。
草の根での活動をやっていると、このような報われる瞬間がたまらなく嬉しい。
この仕事をやっていて良かったと思える瞬間である。
スタジアムには多くのお客さんが来てくれた。
クラウン戦のような満員とまではいかなかったが、リピーターで顔なじみの人も徐々に増え、タイガーFCがカンボジア人に少しずつ認められてきているのを感じた。
また、この日は以前来てくれた「くっくま孤児院」の子供たちと、「光学校」と「タヤマビジネススクール」という日本語学校の生徒さん達も応援にかけつけてくれた。特にくっくまの子供たちは前回同様、自前の応援Tシャツを着てきてくれて、最後まで選手たちに声援を送ってくれて、本当に頼もしかった。
この試合では、入場時にクラブサプライヤーである青汁のサンプルとカンボジアンタイガーFCの特製トレーディングカードを先着100名様に無料で配布。 全選手はじめ、ソンハーくんはもちろんのこと、タイガーガールや加藤オーナーのレアカードまであるカンボジアスポーツ史上初の試み。
さらにハーフタイムに加藤オーナー参加のミュージカルに加え、抽選会を開催。
チケット裏面に♡のマークがついている方に青汁1箱とクラブ公式アンバサダー・あさみちゃんのカードとポロシャツ(日本販売価格3000円) をプレゼント。こちらが当選者の方。青汁の説明すると嬉しそうに「青汁を飲んで健康になってずっとタイガーを応援する」と言っていた。
そして前回同様、ニコ生で試合を生中継。
今回は加藤オーナー自ら解説を担当し、試合を盛り上げてくれたおかげで、前回よりもはるかに多い230人以上もの人が見てくれたようだ。
試合は0-2でナーガが勝利。タイガーFCは、第2~4節以来の連敗となってしまった。
プレーオフ進出を狙うライバルに敗れて悔しいが、来てくれたお客さんに最後までプロとして戦う姿勢を見せてくれた選手たち。
この敗戦で順位も約2ヶ月間キープしてきた3位から6位に後退。
だが、まだ残り3試合あるので逆転の可能性は十分にある。
すぐにまた試合があるので切り替えて臨んでほしい。
対戦相手のナーガは中盤の伴選手、深澤選手を中心にバランスが取れていていいチームだった。
また、たくさんのナーガサポーターの方々ご来場ありがとうございました。
ナーガとは、前期2-1でタイガーが勝利したのでこれで1勝1敗の五分。
次はプレーオフ決勝で決着つけましょう!
そして試合後、くっくまの子供たちと一つの横断幕の前で記念撮影。
「俺たちはTOMOを待っている」
TOTMOとは先日、ケガで離脱し、現在は日本で治療中の友廣選手のことである。
彼はこれまで定期的にくっくまを訪れて子供たちと遊んだり、サッカー教室をするなどしており、悔しい思いをして頑張っている彼のためにこのようなメッセージを送った。
くっくまの子供だけでなく、僕達タイガーファミリー全員がディフェンスリーダーの帰りを待っている。
彼が復帰できる可能性はあるのはまだ先かもしれない。
頑張ってリハビリしている彼のためにも何が何でもプレーオフ出場権を勝ち取り、全員で迎え入れ、優勝に向かって突き進みたいと思う。
次は10月1日
アウェイ・オリンピックスタジアムで相手はアジア・ユーロ・ユナイデッドFC
この試合ですが、日本時間20時から生放送予定です!
詳細はこちら→【カンボジアンタイガー応援番組&試合放送予定】
選手たちが活躍できるよう僕らスタッフも全力でサポートしたいと思います。
この日は、ナーガ・ワールドFC戦だった。
この試合前までの順位表
現在3位のカンボジアンタイガーFC。
4位ナーガとは、勝点差わずか2で迎えたこの一戦は、今後4位以内が進出できるプレーオフを目指す両チームにとって非常に重要な試合だった。
試合前日まで前回のスヴァイリエン戦に続き、フットサルコートなどで試合告知チラシを使って、広報作戦を実行。
今回は、チラシを持ってきてくれた方は$1割引するという特典をつけてみた。
タイガーFCのチケット代は$1.5。
先進国からすると信じられないほど安いが、お金を払って試合を見るという文化が浸透していないのがカンボジアの現状である。
だが、こうやってフットサルコートを回って話を聞いていると、一度プロの試合を見てみたいという子供は多い。
僕たちは、カンボジアの子供たちの夢や目標となるようなクラブにならなければいけない。
今回、このように割引チラシを配布することで、彼らにサッカー観戦を少しでも身近に感じてもらい、彼らが「お金を払ってでも見に行きたい」と思うようなきっかけとなれればという思いで説明しているとスタッフの翔吾くんは話してくれた。
そして試合当日
なんと、試合前日までに配布した数の10%以上の人がこのチラシを持ってスタジアムへやってきてくれた。
なかには、子供同士ではなく、家族も連れて来てくれて僕を見つけると、わざわざ挨拶してくれた子供もいた。
チラシ配りなどはもう古い手法だろうと思われがちだが、現在のカンボジアは数十年前の日本の高度経済成長期の頃のような感覚である。
唯一、携帯電話とFacebookが存在するのが当時の日本との違いだが、基本的にはテレビや新聞など大衆的な広告に加え、人同士の繋がりの中で生まれる口コミなどで人々は動く。
カンボジア人は、他のアジア諸国と同じように人と人との繋がりを大事にすることが多いとよく聞く。(一説には中華系の人が多いからというのもあるようだ)
今回スタジアムに来てもらえたことは僕達を信用してくれた、もしくはクラブに魅力を感じてもらえたからなのだろう。
草の根での活動をやっていると、このような報われる瞬間がたまらなく嬉しい。
この仕事をやっていて良かったと思える瞬間である。
スタジアムには多くのお客さんが来てくれた。
クラウン戦のような満員とまではいかなかったが、リピーターで顔なじみの人も徐々に増え、タイガーFCがカンボジア人に少しずつ認められてきているのを感じた。
また、この日は以前来てくれた「くっくま孤児院」の子供たちと、「光学校」と「タヤマビジネススクール」という日本語学校の生徒さん達も応援にかけつけてくれた。特にくっくまの子供たちは前回同様、自前の応援Tシャツを着てきてくれて、最後まで選手たちに声援を送ってくれて、本当に頼もしかった。
この試合では、入場時にクラブサプライヤーである青汁のサンプルとカンボジアンタイガーFCの特製トレーディングカードを先着100名様に無料で配布。 全選手はじめ、ソンハーくんはもちろんのこと、タイガーガールや加藤オーナーのレアカードまであるカンボジアスポーツ史上初の試み。
さらにハーフタイムに加藤オーナー参加のミュージカルに加え、抽選会を開催。
チケット裏面に♡のマークがついている方に青汁1箱とクラブ公式アンバサダー・あさみちゃんのカードとポロシャツ(日本販売価格3000円) をプレゼント。こちらが当選者の方。青汁の説明すると嬉しそうに「青汁を飲んで健康になってずっとタイガーを応援する」と言っていた。
そして前回同様、ニコ生で試合を生中継。
今回は加藤オーナー自ら解説を担当し、試合を盛り上げてくれたおかげで、前回よりもはるかに多い230人以上もの人が見てくれたようだ。
試合は0-2でナーガが勝利。タイガーFCは、第2~4節以来の連敗となってしまった。
プレーオフ進出を狙うライバルに敗れて悔しいが、来てくれたお客さんに最後までプロとして戦う姿勢を見せてくれた選手たち。
この敗戦で順位も約2ヶ月間キープしてきた3位から6位に後退。
だが、まだ残り3試合あるので逆転の可能性は十分にある。
すぐにまた試合があるので切り替えて臨んでほしい。
対戦相手のナーガは中盤の伴選手、深澤選手を中心にバランスが取れていていいチームだった。
また、たくさんのナーガサポーターの方々ご来場ありがとうございました。
ナーガとは、前期2-1でタイガーが勝利したのでこれで1勝1敗の五分。
次はプレーオフ決勝で決着つけましょう!
そして試合後、くっくまの子供たちと一つの横断幕の前で記念撮影。
「俺たちはTOMOを待っている」
TOTMOとは先日、ケガで離脱し、現在は日本で治療中の友廣選手のことである。
彼はこれまで定期的にくっくまを訪れて子供たちと遊んだり、サッカー教室をするなどしており、悔しい思いをして頑張っている彼のためにこのようなメッセージを送った。
くっくまの子供だけでなく、僕達タイガーファミリー全員がディフェンスリーダーの帰りを待っている。
彼が復帰できる可能性はあるのはまだ先かもしれない。
頑張ってリハビリしている彼のためにも何が何でもプレーオフ出場権を勝ち取り、全員で迎え入れ、優勝に向かって突き進みたいと思う。
次は10月1日
アウェイ・オリンピックスタジアムで相手はアジア・ユーロ・ユナイデッドFC
この試合ですが、日本時間20時から生放送予定です!
詳細はこちら→【カンボジアンタイガー応援番組&試合放送予定】
選手たちが活躍できるよう僕らスタッフも全力でサポートしたいと思います。
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