タイトルの通り、本日、タイガーの練習場に3人の子供達が現れた。
13941127_10207473526214995_38563716_n




見た感じ年齢は小学生くらいで、トレーナーの新田さんがステッカーをプレゼントすると大興奮。カメラを構えると自分も選手になったかのように胸を張って写真撮影に応じてくれた。
13957646_10207473526855011_1797433427_n







しばらく彼らの隣で練習を見ていると、センタリングの練習の時に「マサ!マサ!」と大興奮

マサとはタイガーの木原正和監督兼選手のこと。カンボジアサッカー人気創成期の3シーズン前からこの地でプレーしており、各年代の日本代表経験やJ1でのプレー経験もあるということで現地のサッカー選手でも名は知られている。
13957396_10207473757100767_399168816_n



よく知っているなと関心していたが、それだけではなかった。

ヴィラック、トモキ(村松)、マサキ(友廣)、マサト(吉原)、ダニ、ペアヤング

彼らの口から次々とタイガーの選手たちの名前が出てくるのだ。




Jリーグや欧州でサッカー観戦をする際に必須となっている選手名鑑だが、カンボジアリーグには存在しない。

今年になって、様々な企業がカンボジア代表のスター選手であるFWワタナカをイメージキャラクターとして使っているので彼の名前は誰でも知っている。

だが、その他の選手の名前を覚える機会はそうない。

カンボジア人がサッカーの情報を最も得ることができるFacebookのサッカーページの得点者やテレビ放送内に出てくる予想フォーメーションがめちゃくちゃだったり、実況ですら間違えているのが現状である。




この子供たちはどうやって覚えたのだろうか。
どうやら普段からここでタイガーFCの選手たちが練習を行なっている姿を見にきたり、試合もスタジアムやテレビで観戦して覚えたようだ。(午前中といえば本来は学校の時間だが、ここはあえて触れず)

とはいえ、現状、彼らのような存在はごく少数だといえる。


タイガーFCだけでなく、サッカー選手の露出度や触れ合う機会が増えれば、おのずと人気も出て、カンボジアにおけるサッカー人気の底上げになるはずである。



練習後、ヴィラックや村松はじめ、恥ずかしながらも複数の選手にサインを求めていた。

世界中どこに行ってもサッカー選手は子供たちの憧れの存在である。

そんな彼らの姿に今後のカンボジアサッカーの可能性をおおいに感じた。
13933550_10207473526174994_205699829_n

13957536_10207473526535003_1599017303_n




なお、彼らはさすがに控えの選手には見向きもしなかった。笑
彼らには、サッカー選手は試合に出てなんぼということを教えてもらった気がする。