先週末、カンボジアリーグ2017が開幕した。

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※Cambodia Sports Newsより

今年もリーグ参加のチーム数に変化があり、2年ぶりに再び12チーム。

2015年12チーム
2016年10チーム(キリボン、BBU不参加表明)
2017年12チーム(2部からキリボン、EDLが昇格)



また2015年同様にリーグ終了後、上位4チームによるプレーオフが実施される模様。(プロ野球のクライマックスシリーズのようなイメージ)
AFCカップに出場する昨季優勝のボンケット・アンコールFCと同2位のナショナルディフェンス(通称アーミー)の試合は延期になったが、その他は予定通り5試合開催された。


<試合結果>
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※Cambodia Sports Newsより
今季の日本人選手は全部で11人が7クラブに所属。※赤字が今季初カンボジアリーグ選手

村松知輝、水野輝(ボンケット)
藤原 賢土(ナガ)
深澤仁博、川畑悠吾(タイガー)
柳舘和(ポリス)
柳舘卓、和田 紳平(ウエスタン)
太田敬人(CMAC)
荻野賢次郎、友廣壮希(AEU)

※クラウンの中村風太、小菅千春の2選手はAFCのカッププレーオフまでの短期契約で既に退団したため外国人枠が空いているので今後入団する可能性あり。

過去2シーズンと比べても今年が1番少なくなったが、これは日系であるタイガーFC所属の日本人選手が2015年4人、2016年5人所属が2人のみになったのが影響しているの今季もでほぼ変わらないといえる。
で





第1節でプノンペンで行われていたのはアジアユーロユナイテッド(AEU)vsプノンペン・クラウンFC戦とウエスタン・プノンペンFC vs ナショナルポリス戦のわずか2試合のみ。

これまでのカンボジアリーグというと、ベトナム国境にある町のスヴァイリエンFC以外は全てプノンペン市内で行なったきたが、今年はタイガーがシェムリアップ、プレイベン州をホームとする昇格組EDL(カンボジアの電力会社が母体)がスタジアムを持っていないために近郊のスヴァイリエンでホーム試合を行うので地方分散化が進んだ。(キリボンは不明)

どちらを見に行こうか悩んだが、開幕戦はAEU-クラウン戦へ。

見た目の通り古い「オールドスタジアム」は収容人数約8000人を誇るカンボジア第2のスタジアム。昨年、ここを本拠地としたクラブはアーミーのみだったたせいか、アーミーのロゴがプリントされている。。
料金はメインスタンド5000リエル<約140円>、その他3000リエル<約85円>
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メインスタンドに入ると、外国人枠の関係でベンチ入りできなかったAEUのGK荻野賢次郎選手(元セレッソ大阪)が出迎えてくれた。
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昨年最下位だったAEUだが今年はナイジェリア人FWジョージ(前クラウン)とベンガ(前ボンケット)、中盤にMFモモ、DFに友廣壮希(前タイガー)を補強。うち3人は昨年カンボジアリーグオールスターのメンバー。AEUの外国人選手のレベルは他のクラブよりも頭一つ出ている気がする。

外国人枠は3人+アジア枠1人の合計4人。

外国人でGKというポジションは本当にどこに行っても難しいようだ。(本当は彼を応援するためにこの試合を訪れたので次に期待するとしよう)


青がAEU、緑がクラウン
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この日は人気クラブのクラウン戦ということもあり、1000人以上の人が詰めかけた。
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AEUは荻野くんと友廣の加入もあって注目していたし、今季のダークホースになる可能性を秘めていると思っていた。
序盤はその予想通り、AEUがFWジョージとベンガを中心に前半から何度かチャンスを作り、守ってはDF友廣の体を張ったディフェンスでチャンスを作らせない。

だが、なかなか決めきれずにスコアレスでハーフタイムを迎えると後半、DFやGKのミスなどで連続失点してしまい、結局0-3でクラウンが勝利。


サッカーにジャイアントキリングはつきもの。
この日のAEUには期待していたが、残念ながらサプライズを起こすことはできなかった。



まだ1節終了だけど、順位表が出ていたので紹介。ジャイキリはなく、昨年の上位陣が勝利し、順調。
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※Cambodia Sports Newsより


とりあえず、今週末も観に行こうと思う。