Footrip フットリップ ~世界中のFootballを見に行こう~

Footrip(フットリップ)では、世界中で自分自身が感じたことを中心にできるだけ素直に描いていきたい。 ※2015年より2シーズン、東南アジアの某フットボールクラブの広報でした。 2017年より現地の日系メディアに所属し、東南アジアの情報を発信予定。専門はASEANはじめ、アジアフットボール関連なのでアジアで活躍する日本人サッカー選手達を中心に紹介予定。 アジアフットボールや旅行の相談、取材、執筆依頼等はお気軽にMessageくださいませ。

カテゴリ: スポーツビジネス

4月10日

この日は、カンボジアリーグ第5節ボンケット・アンコールFC戦。
僕たちカンボジアンタイガーFCにとって、2016年シーズン最初のホームゲームだった。
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今季は、昨年までホームとして使用していたウエスタンスタジアムが使えなくなったので、オリンピックスタジアムをホームとすることになった。 ※写真は昨年の代表戦
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このオリンピックスタジアムだが、カンボジアはスタジアムが少ないため、カンボジアリーグに所属している10クラブ中、なんと半数以上の6クラブのホームとなっている。

開幕戦からここまでアウェイ戦4試合消化したが、うち2試合が既にオリンピックスタジアムで行なわれるなど、今季はリーグ全18試合中14試合がオリンピックスタジアムで行なわれる予定である。





そんなホームもアウェイも同じ場所で行なうという昨年までは経験しなかった難しさとの戦いが始まったのだ。


なんせ、ホームスタジアムが西が丘競技場から日産スタジアムに変わったようなものだから様々なものを変えざるを得なくなった。



昨年はサッカー専用の収容人数1000人程の小規模なスタジアムだったため、ピッチとスタンドとの距離が近く、ビッグジャージ、スタグル、ハーフタイムイベント、横断幕など様々なイベントをすることが可能だったため、観客は試合以外にもスタジアムに来る楽しさを感じはじめていた。
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だが、今年はそう簡単にはいかない。

まず、スタジアムの収容人数がおよそ50倍(約50000人)にもなり、昨年開幕直前に完成したばかりのウエスタンスタジアムとは違い、長年カンボジアのサッカー界を支えてきたオリンピックスタジアムは何をするにもいろいろと制約が多く動きづらくなった。


イベントも結局、他との違いを生み出そうと考えに考えたが、なかなか出てこず、今回は「タイガーの勝利時に選手がスタンドにユニフォームを投げ込む」にとどまった。

運営側としては、オリンピックスタジアムで最初のホーム試合なのでまずはとにかくしっかりと試合運営を行なうということに集中したが、どこか物足りなさは否めなかった。


だが、そんな中でも先日募集したオリジナルバナーをはじめとするスポンサー様のバナーを設置したり昨年にはなかった新しいことを実行することができた。
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「昨年の開幕前夜、僕たちは希望に満ち溢れていた」





開幕を翌日に控えた2月18日夜、去年の開幕前のことを思い出した。

その時、まず真っ先に浮かんできたのがスタッフの翔吾が言ったこの言葉だった。



昨年のリーグ開幕戦、当日になってもスタジアムは完成しておらず、果たしてお客さんは来てくれるのだろうか、どうすれば観客は盛り上がってくれるのか、何もかもが不透明なまま開幕当日を迎えた。

この先、どうなるのか全く想像もつかなかったし、不安だった。


だが、そんな不安以上にこぼれ落ちるくらいの希望で胸がいっぱいだったのは今でも覚えている。







その気持ちは、2シーズン目を迎えた今年も同じだった。


試合前夜、仲の良い仲間で一緒に夕飯を食べ、明日の試合についてそれぞれの思いを話す。 

ある選手が開幕戦が楽しみで仕方がないと話していた。

彼は昨年、カンボジア国内の他クラブでプレーしており、いわゆる「敵」ではあったが、私生活では仲が良く、シーズン終了後に一度日本へ 戻るも僕たちのことが忘れられず、またカンボジアでの生活を求めて戻ってきていた。

そして、まさかの同じチームになるとは思いもしなかった。

彼に加え、今年も同じ仲間と一緒に開幕戦を迎えることができて本当に嬉しかった。



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いよいよ明日、2016年度のカンボジアリーグが開幕する。

今年がカンボジアリーグ参入2年目のカンボジアンタイガーFCは、開幕戦でプノンペン・クラウンFCとアウェイで対戦。
いきなり昨季の王者と対戦だが、選手たちは気合十分で期待が持てる。




昨年は12月中旬にシーズンが終了し、年末年始は日本、欧州で滞在。

1月10日にカンボジアに戻ってきてからここまでいろいろあったが、本当にあっという間だった。


中でも印象的だったのが、約1ヶ月ぶりにプノンペンに帰ってきてみたらプノンペンの街に変化が見られたこと。



プノンペンはバンコクやホーチミンなど他の東南アジアの都市同様、街中にユニフォーム屋があふれている。


これまでどのお店も看板商品はこの「カンボジア代表ユニフォーム」。 ※もちろん、偽物
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代表ユニフォームというと、日本では代表戦がある日でないと、街中ではなかなか見かけることができない。

他のアジア国でも主に着ているのは観光客が多い印象。

だが、カンボジアでは代表チームが昨年行われたロシアワールドカップアジア2次予選に進出したことで代表人気が爆発。
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当初、街中で平気な顔をして代表ユニ着ているのに最初はどうしても違和感があった。
だが、そのあまりの多さに今では見慣れてしまった。


余談だが、昨年行われたU-16の大会の試合会場でカンボジアのスター選手・ワタナカ(ボンケット)を発見。彼も代表ユニフォームを着ていました。(それも自分が試合で使用する本物)
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2016年初の更新です。   ※写真とタイトルに意味はありません。笑

こんなに長期間更新しなかったのはおそらく初めて。

去年は正直、「きれいに見せよう、書こう」とし過ぎて、途中でパンク。 

ブログを読んだ方には、「自分らしくない」とよく言われ、それで言い返せない自分がいた。

初めての経験でいいことも悪いことも経験できて、かなり充実はしていたけど、きっちり整理してアウトプットするまでの余裕はなかった 


なので、今年は自分が発信したいこと、書きたいことを本質を見失わずにうまく発信できるように書こうと思います。

(目指せ、ストレスフリー!)







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こんばんは

今日は大晦日ですね。

皆さんは、どんな大晦日をお過ごしでしょうか。

僕はマドリードの空港で次のフライトの搭乗を待っています。




最後の記事から随分と時間が経ってしまいましたが、ようやく更新することができました。



2015年12月11日

この日はカンボジアリーグ2015 プレーオフ3位決定戦2ndレグ 対ボンケット・アンコールFC戦。

カンボジアンタイガーFCにとって今季最後の試合だった。
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結果は1-2で敗戦。

後半ロスタイムにミスから決勝点を献上したものの、選手たちは最後の最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれた。





結果、カンボジアリーグ参入初年度は、

レギュラーシーズン(リーグ戦)は12チーム中3位
※プレーオフは4位

という成績でした。





その後、ウエスタンFCのトップチームとの戦略的統合を発表などがあり、日本には12月半ばに帰国。

21日には都内でシーズン報告会を開催。
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報告会意外にも今シーズン、お世話になった方々を中心にいろんな人とお会いしました。

そこで驚いたのが、クラブの認知度。

半年前までは、日本国内での認知度はほぼ皆無で、サッカー仲間ですらほとんど知らないという状態だった。

だが帰国すると、地方の方はじめ、タイや欧州など海外に住んでいるの方々にも「ニコ生で試合見ているよ」とか、「いつも試合結果はチェックしている」と声をかけられることもしばしば。徐々にではあるが、着実に認知度は上がってきていることを実感し、嬉しい反面、求められるものもより大きくなってきていると感じた。

来年は、今年以上のモノを創り出していきたい。

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