昨年、ラオスの片田舎で1人のサッカー選手と知り合った。
決して古くはないのだが、メンテナンスが行き届いていない為、貧相に見えるスタジアム。
スタンドにいるのは暇つぶしのために来ている数十人の現地人のみ。
ピッチの所々に生えて、膝のあたりまで達した雑草がドリブルの邪魔をする。
バウンドすると、気ままに飛んでいってしまうボール。
前線で起点となって見方にパスを出し続けるが、再び戻ってくることはほとんどない。
もがくように遠目から何度もミドルを打つ。
しかし、ゴールネットが揺れることはなかった。
試合後、「せっかく来てくれたのでゴールをプレゼントしたかったけど、決められなかった。ごめん。」と申し訳なさそうに言われた。
僕の中で彼は、メッシや本田圭佑など世界中のどんな有名選手よりもスーパースターだった。
あの時、僕達に対してそんな言葉を言ってくれたことに拍子抜けし、うまく話せなかったことを覚えている。
でも、僕は彼のことがもっと好きになった。
その選手の名は、伊藤壇選手(39歳)。
アジアの国々にこだわり続け、現在まで18ものアジアの国でプレーしてきた伝説の選手だ。
先日、18ヶ国目であるブータンでのプレーを終えて日本に帰国。
あの時、僕達に対してそんな言葉を言ってくれたことに拍子抜けし、うまく話せなかったことを覚えている。
でも、僕は彼のことがもっと好きになった。
その選手の名は、伊藤壇選手(39歳)。
アジアの国々にこだわり続け、現在まで18ものアジアの国でプレーしてきた伝説の選手だ。
先日、18ヶ国目であるブータンでのプレーを終えて日本に帰国。
そして来週14日、宮城県で伊藤壇選手のサッカー教室&トークショーを仙台で開催される。
※当時の様子はこちら→2014年7月~アジアの渡り鳥・伊藤壇選手に会いにラオスの秘境へ行く~
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