FIFAアンセムが流れはじめると、あふれんばかりの大歓声が沸き起こった。

3万人以上の大歓声に迎えられ、審判団を先頭に青と赤のユニフォームを身にまとった両チームの選手たちが出てきた。


5日前、カンボジア代表は賛否両論はあるものの、GKヤティを中心に90分間 ''ドン引きサッカー'' を貫き、日本代表を相手に「わずか3失点」に抑えることに成功した。

彼らにとって雲の上の存在であった日本代表。

そんな日本代表との試合が彼らに与えた影響は計り知れないだろう。

カンボジア代表の表情を見る限り、以前とは比べ物にならないくらい自身に満ち溢れた表情をしている。

アジアトップレベルとの戦いが、この短期間のうちに彼らにこれほどまでに影響を与え、成長させたというのだろうか。
XSW







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